「磯蔵新聞」連載記事

常陸国FOOD記 日本特有の素晴らしい四季「季節」、自然あふれる茨城らしさ「土地」、そして稲里との「相性」をテーマに、日頃お世話になっている飲食店の腕利き料理人が作る「酒の肴」とは!
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第11回(2009年秋/第14号より)
木人式 火鍋
料理人「Japanese Bar ミカワ屋」店主 見川 光伸
茨城県水戸市大工町1-5-1
電話029-233-2037
営業時間 18:00〜26:00(日祭日定休)
 
木人式 火鍋 今回の味覚は居酒屋の発祥とも言われる「蕎麦屋」。ましてや店主は私が磯蔵へ入る前からの知り合い。で、私の飲酒歴を重々ご存知。と、くれば、気持ちも軽やかに店に入ると「まずは一杯やってて!」と「稲里純米」と鰹の刺身が出てきた。
 純米は、その美味しさを引き立てる心配りの適温。しかし、序の口で浮かれてはいられない。
 次に「あさりの稲辛蒸し」。その名の通り「稲里辛口」によるあさりの酒蒸しだ。
 弾力のある身を噛むと広がるあさりの旨味が自然と盃を引き寄せる。
 そして、お待ちかね「常磐沖の真鯛と松茸のどびんむし」。
 魚の王様と茸の王様、この上ない贅沢な組み合わせだ。まず、お猪口に注いだ汁をそっとすする。
 日本人なら誰もがほっとするであろう、かつおの出汁がほんのり効いた味わいは店主曰く「蕎麦屋ならではのどびんむし」だそう。高級感漂う松茸の香りに独特の食感、真鯛はふっくら柔らかく良いお味。
 これぞ「日本の秋」という風格だ。
 いつもながらの役得に気分は上々!そりゃ、酒がすすまないわけがないっ!!!
 よって、仕上げは「稲里」(本醸造)の燗酒で言うことナッシング!(しかし、その後〆にご自慢のお蕎麦までご馳走に)和食の美味しさ、料理人の腕と心を、五感をフルに活用し再確認する晩でありました。
 そして私は今夜もまた、満腹になった胃袋をさすりながら「旨い食のある処、旨い酒あり」に、ただただ納得するだけなのでありました。(宮田)

磯蔵酒造有限会社/茨城県笠間市稲田2281番地の1/電話(0296)74-2002


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