「磯蔵新聞」連載記事

コレいいらCD 旨い酒を飲むには、味だけではなく酒を取り巻く環境が重要。それしだいで酒は旨くも、まずくもなる……酒を飲むときのBGM、音楽にスポットをあてるこのコーナー、「稲里が旨くなるBGM」を「これがいいらしぃでぇ」とご紹介します。
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第10回(2008年秋/第12号より)
磯蔵酒造 磯 光子(女将)のおすすめ
「Into the Purple Valley」イン・ザ・パープル・ヴァレイ
「Into the Purple Valley」イン・ザ・パープル・ヴァレイ
Ry Cooder(ライ・クーダー)
7599272002 totaltime37:06 ¥1,454 (tax in)

「Into the Purple Valley」イン・ザ・パープル・ヴァレイ 高校時代、昼休みに美術の先生が聴いていたのに心打たれ、当時、私が聴いていた音楽とは随分とジャンルが違うのに買い求めました。1,972年に発表されたこのアルバム、ふと気が付くと付き合いも20年になります。偶然にも、生まれも付き合いも同い年の蔵主とは正反対、のんびりする時間のお供には絶好の一枚です。ライ・クーダーは本人名義のアルバムは勿論、映画のサウンドトラックやブエナビスタ〜のプロデュース等、長年に渡りたくさんの素晴らしい作品を発表しておりますが、何故かよく聴くのは最初に出会ったこのアルバムだけ。音楽的には全体を通し一本のドラマの様(ライナーを読むと一曲一曲に色々と物語があるようですが)で、茶の間のテレビでどこかの旅物語が進んでいくように押付けがましくない、ほのぼのとした演奏が自然と耳に残り、落ち込んだ気分を「まぁなんとかなるサ」ぐらいに持ち上げてくれる気楽さと温もりに満ち溢れております。どブルースでは重過ぎる、ジャズでは洒落っ気ありすぎ、エレキテルが効き過ぎるロックでは五月蝿過ぎ…。そんな気分の時や、暖かくなってくる春の晩、遊び疲れた夏の夜、秋の夜長、冬の夜なべ…と、待ってはくれない明日への活力源として、人肌にお燗した純米を携え今宵も「紫の峡谷」を旅するのでした。

♪♪♪♪♪

 このCDを聞きながら稲里を飲んだ感想をお聞かせください。お聞かせくださった方には稲里「ブルースさ、ブルースだよ」ポスターを差し上げます。

磯蔵酒造有限会社/茨城県笠間市稲田2281番地の1/電話(0296)74-2002


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