「磯蔵新聞」13号特集記事
「磯蔵新聞」13号特集記事



磯蔵の酒米その65%が「自己米」を使用!!

 磯蔵は日本酒を造る酒蔵として明治元年の創業以来、百四十一年間、日々、目指す「旨い酒」を一生懸命造ってまいりました。創業来三百年はまだまだ、五百年、そして中には八百年の蔵もあるという酒造業界においては当蔵の百四十年等まだまだヒヨッコのうちかもしれませんが、帝国データバンクによれば創業三十年以上で老舗と呼ばれるという昨今、百四十年という長い時間、酒蔵を支えてきた先祖や蔵人達、そしてなによりご愛顧いただいたお客様に感謝すると共に、この現代においてその誇りと伝統、そしてなにより「味」を守っていくことの厳しさをひしひしと感じさせられている今日の磯蔵一同であります。

 しかぁ〜しっ!
 そんな時代であるからこそっ!そして、そんな酒を造っている我々だからこそっ!酒がどれだけ我々の人生を楽しく、深く、そして広げることの出来る、どんなに素晴らしいものであるかっ!今こそっ!一人でも多くの人々に問いかけるべきではないのでしょうかぁーっ!? はぁ…はぁ…はぁ…すみません。昨夜TVタックルを見たもんですから、ついつい、エキサイトしてしまいまして…。

 さて、長年頑張ってきた我々酒造業界も、この厳しいご時勢に悪戦苦闘な酒蔵経営を強いられている蔵も多いというのが正直なところ。当蔵も今までのお得意さんがどんどん高齢化していくなか、近年は、より人々との出会いを大事に、新しいお得意さん獲得に力を入れてまいりましたが、世間で言われる若い世代のアルコール離れが思ったより深刻なのか、なかなか苦戦を強いられております。

 そこで今回は、蔵人一同、初心に帰る気持ちで、これから稲里を飲んでいただきたいまだ見ぬ未来のお得意さんは勿論の事、普段ご愛顧いただいております皆様にも、改めて、磯蔵とは?磯蔵の造る酒とは?そしてそこで働く蔵人達はどんな人々なのかを今一度再確認いただき、今迄以上のご愛顧、そしてご指導ご鞭撻をいただけますよう、今回の磯蔵新聞のテーマは「磯蔵の履歴書」とさせていただきましたっ!

 皆様にはこの履歴書と当蔵の酒を片手に、あなたが主演される「喜怒哀楽に満ちあふれる人生」の脇役として「稲里」そして「磯蔵」が相応しいかどうかをこの機会に是非オーディションくださいますよう宜しくお願いいたします。



平成21年4月6日現在
 
ふりがな いそくらしゅぞう ゆうげんがいしゃ
蔵名 磯蔵酒造有限会社
創業 明治元年10月1日(満141歳)
職種 酒造業・農業・酒小売業
現住所 〒309-1635 茨城県笠間市稲田2281番地の1
電話:(0296)74-2002 電画:(0296)74 -4815
電子郵便:info@isokura.jp 電子案内:http://www.isokura.jp/
営業時間 午前8時から午後5時
休業日 特になし 日・祭日の見学は要予約
 
時代
磯蔵の歴史(各時代ごとにまとめて書く)
その昔 ・笠間市稲田にある「好井」という泉に村人が水を汲みやってくると、泉より美しい女性が現れ『私は、須佐之男命の妃、奇稲田姫である。私は、今、天から下り、ここに住もうと思う。願わくは宮を作り、そして好井の水で稲を作り酒にして供えてほしい。』と村人に言う。
・村人達は、3枚の御神田を作り、「稲田姫」神社を建て、とれた米と好井の水でお神酒を造り供える。
・そんな時代から稲作が盛んであった稲田の地は、古く「稲の郷(里)」と呼ばれる。
・稲田は土地を開墾すると石がたくさん出てくることから、当蔵の先祖は「石がいくらでもある」「石が幾らでも」「石が幾ら」「石幾」「磯」と名乗ったのでは?
江戸末期 ・徳川幕府の成長、安定と共に関東での石材業が盛んになり、稲田で高価な御影石が採れるとわかると全国より石職人が押し寄せる。
・当時農家だった当蔵の初代蔵主となる「磯 良右衛門」も、石で一山当てようと、敷地を掘り返し、採石業に乗り出そうとしたが、良質の御影石に恵まれず、掘った穴からは水が出るだけだった。
・しかし、その御影石から染み出した地下水に着目、「御影石発祥の地、灘の宮水が日本一の仕込水なのであれば、同じ御影石が採れるこの稲田の地下水も酒造りに適しているはずだ」と酒造りを決意する。
・農家である自分たちが造った米と共に石切山脈伏流水を「石透水」と名付け、酒造りを開始。
明治 ・地元稲田の「稲の郷(里)」から「稲里」を酒名に「磯酒造店」を開業。
・敷地内数々の酒蔵・米蔵に囚んで屋号「磯蔵」と呼ばれるようになる。
大正 ・2代目「磯 要吉」が現在の地に酒造業を独立。
昭和 ・3代目「磯 良男」(先代没後要吉を襲名)が法人化「磯酒造有限会社」となる。
平成 ・4代目「磯 良史」が公職就任により引退、妻「磯 信子」が代表取締役に就任。
・5代目「磯 貴太」が入蔵 以後蔵主として切り盛りを任される。
・21世紀を期に、社名を「磯酒造」から屋号と併せた「磯蔵酒造」に登記変更。
・地元笠間をはじめ、茨城県内に”定番の地酒”として広く親しんでいただけるよう「地元の米と水を地元で酒にし 地元に飲んでいただく」という当蔵創業当時より変わらぬ酒造りに、日夜精進しております。
 
時代 免許・資格
大昔 農業者
明治 酒造免許
昭和 酒小売販売免許
 
最寄駅 JR水戸線 稲田駅 従業員人数(パートを除く)9人 資本金
400万円
製造石数
約1500石
駅から徒歩約3分
 
磯蔵五訓 酒、酒造り、日本酒、地酒、そして磯蔵とは
●酒は人ありき…「日本人の喜怒哀楽と共に生活に根ざした酒(蔵)」を造る
●一期一会の酒造り…出会いを重んじ「人々との関わり合いの中で成長して行く酒(蔵)」を造る
●日本酒らしい日本酒…米で造る酒だけに「米の味と香りのする酒」を造る
●本物の地酒…「地元の素材を、地元で酒にし、地元に愛される酒(蔵)」を造る
●等身大の酒…当蔵の歴史をふまえ、背伸びをせず、気取らず、「磯蔵らしい酒(蔵)」を造る
 
磯蔵酒造り十ヶ条 目指す「旨さ」の為の10 の法則
其の壱 水 「石透水」は此処で酒を造る理由と考える
其の弐 米 地元は顔の見える関係で育った酒米が理想
其の三 造 昔ながらの伝統手造りが基本
其の四 味 米の味のする酒を
其の五 香 当蔵、日本酒ならではの香りを大切に
其の六 色 日本酒には本来色がある
其の七 甘辛 まず飲んでみて自分の基準で酒を判断
其の八 流通 まず地元で飲んでもらう
其の九 日本酒 日本人の喜怒哀楽と共に生活に根ざすもの
其の十 人 酒は人ありき
 
製品・出荷・その他についての注意事項などがあれば記入
・磯蔵の酒は「漢字一字で味を表現」しております。ラベルにその酒質を表すような漢字一字をあしらい、飲んで下さる皆様にもイメージを膨らませながらお選びいただき、また楽しんでいただけたらと考えております。
例「風のようにふわりとした〜」「山のようにどっしりとした〜」 天・風・山・空・土・雲・楽・夢・雪 等
・磯蔵の酒には「2つの出荷方法」があります。しぼったままの原酒を一定期間貯蔵熟成させた後、殺菌のための「火入れ(熱殺菌)」、そして紫外線や温度の影響での劣化、また成分の沈澱を避けるため「濾過(フィルター処理)」、さらには現代の日本人にとって飲みやすいアルコール濃度とするための「割り水(加水)」という加工にて、一年を通して一般流通形態の中、お取り扱いしやすいように仕上げた「定番出荷」(黒瓶または茶瓶)と、原酒に一切の加工をしない絞ったそのままの状態で出荷する「しぼったまんまの出荷」(透明瓶)があります。
・当蔵は、日本酒度や酸度等を公開しておりません。まず飲んでみて自分の基準で酒を判断、自分で旨いと思う酒を、お選びいただく事をおススメいたします。なぜなら自分の舌の評価が、自分にとって一番正直で正しいのですから。
 
特技・趣味・得意科目等
酒蔵での飲み会「新酒を祝う会」、イベント出店「ちょっ蔵」、あえて敷居の高い酒蔵見学会、きき酒場ぁ(BAR)での蔵主の熱い酒談義 等々
 
 
 
記入上の注意 1:鉛筆以外の黒または青の筆記具で記入。2:数字はアラビア数字で、文字はくずさず正確に書く。3:※印のところは、該当するものを○で囲む。




磯蔵酒造有限会社/茨城県笠間市稲田2281番地の1/電話(0296)74-2002


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